2013年8月7日水曜日

モデリング-出力(前編)

 ソフトを入れたらモデリングである。123D designは英語版しかないが、操作画面自体はアイコンが多用されており、理解できたならそれほど気にはならないが、最初はとっつきにくい部分がある。チュートリアルが充実してはいるが、英語であり細かいニュアンスまではわからない。
 というわけで、日本語版解説書を購入。
自宅ではじめるモノづくり超入門 水野操 著
帯に初期費用0円って書いてあるけど、この本買った時点で2,800円払ってるのですが…。
つーか先に3Dプリンタ買っっちゃったんだけど。自力で出力できずに3Dモデリングするモチベーションって出ない気がするのですが、書店で見つけた人の気をひくためくらいに捉えておきますか。(日経の記事にも同じこと書いてたけど、気にしない。)
内容は123D designの操作方法の解説と今年の5月くらいまでのかな?3Dプリンタの動向なんかも書かれている。Makers Movementの解説も入っていて、ただのマニュアル本ではない解説書に仕上がっている。

マニュアルを読みながらモデリングの練習作を作成。((c)井上直久)ソフトが悪いのか、PCが時代に追いつかなくなったのか、ソフトが良く落ちる。20世紀末の3動作1セーブくらいの気持ちで使わないと泣きを見ることになるレベルである。4年前に必要十分な3D性能を追求して時代にそぐわないフルタワーモデルのPC買ったのになぁ。数日の格闘の末、出来たのが上の写真。できあがったモデルは.stl形式のファイルで出力する。

次にCube Softwareを起動。
出来上がった.stlファイルを読み込む。
Importで.stlファイルを読み込み必要に応じて回転させる。モデリングの時は向きはあまり気にしなくていいが、ここでの向きは非常に重要。選択を誤ると後で泣きをみることになる。
Buildで.cubeファイルを出力。確認することはできないが、.cubeファイルにはサポートと呼ばれる3D出力時の支えのデータが追記されるのだ。3Dモデリングは重力を無視している(バーチャル世界では重力があることの方が処理が面倒)が、出力される物体は地表の1Gの重力下に産み出されるわけで、現実世界の物理法則に逆らうわけにはいけなくなるのである。
出力の途中状態。説明していなかったが、すりガラスのステージ上に専用ののり状のジェル?っぽいのを塗って、その上に下地となるメッシュを印刷し、さらにその上にモデルが出力される。
出力されたモデル。出力にかかった時間は丁度1時間。下地のメッシュとサポートと呼ばれる支えがモデルについたままなので、取り外しが必要になる。高級機だとサポートに水溶性の別材料をつかったりもできるのだが、1ヘッドの低価格機はモデルとサポートは同じ材料である。当然であるがこれが結構強固にくっついているので、取り外しがかなりの手間となる。上に行くほど大きくなるようなモデルを出力した場合サポートだらけになって後々泣くほど面倒になるのだ。他機種に比べ解像度が低い分モデルの表面は結構すじが目立っている。

後編へ続く

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